こんにちは!ma-です。
クルマを購入する際に、中古車にするか新車にするか迷う方、多いと思います。
今回も、僕が日頃クルマ販売の際に経験したことから、皆様にGiveできることを綴っていきます。
今日のテーマは、こちら↓↓
「中古車ローン購入ではなく、新車ローン購入に決めた理由3つ」
僕の管理している店舗では、クルマ選びの際に“顧客カルテ”というものを活用しています。
お客様の名前や連絡先はもちろんのこと、家族構成だったり現在のクルマの所有台数、使い方等、差し支えのない範囲でカーライフを確認させていただいてます。
他にも現在所有のクルマの買い方や、機能、不満な点等、お客様がクルマを購入するにあたり、求めていることをできる限り把握するためにも重要と考えています。
ちなみに、今回の購入者のカルテ内容の一部はこちら
↓↓
・50代男性(既婚、子供1人)
・子供は既に18歳以上
・単身赴任で実家(県外)へ帰省予定
・単身赴任先では通勤でクルマを使用する
・近い将来(1,2年以内)子供への譲渡もしくは共有する可能性あり
・既に1台所有しているが、今回は乗り換えではなく、増車である
・軽自動車で探したい
以上の情報の中で、クルマ選びに大事なステップを押さえつつ、解説していきます^ ^
使用用途
使用用途は、クルマを選ぶ上で1番と言って良いほど重要なことです。
休日の使い方を考慮して考えるのが賢いクルマの選び方ですよ!
まずは、お客様の要望は以下の3つ
- 通勤で使用する
- 母親(高齢者)を乗せることがある
- ゆくゆくは子供が乗る可能性がある
毎日の通勤で使用ということは、燃費も気になるところです。
高齢者の乗せることがあるということは、スライドドアであったり乗り降りがしやすいという点も考慮したい点でした。
手すりが付いていたり、車高(ここでは足元の高さ)が低いという点に注目することが必要ではないかと思います。
また、休日の移動も近場が多く、時々市外へ行くことがあるとのこと。
新車なら毎日の通勤でも快適に運転できて、安全性能も最新のものを搭載しているので安心ですね!
休日の使用頻度から考えても軽自動車がピッタリです^ ^
乗り始めたい時期
いつから乗りたいのか、いつまでに必要なのか、購入から納車までのタイミングの考慮も必要です。
中古車であれば、在庫(目の前にクルマが展示されている)の有無で、すぐに乗り始められる可能性が高くなります。
新車であれば、納期があります。人気の車種や生産台数(各メーカーにより計画がある)によって1ヶ月以上だったり、半年以上待つようなケースも出てきます。
以前に、1年以上の納期を待って新車を購入されたお客様もいました^^;
希望車種重視なのか納期重視なのかという視点でも検討することが必要なのです。
今回のケースでは、希望のタイミングまで余裕があったことと、こちらが提案した車種の納期も間に合うということで新車でも対応が可能でした。
予算
最後は予算です。まぁ当たり前と言えば当たり前ですが^^;
いくら、希望のタイプや車種、装備・オプションを聞き入れても、予算に限度がある方がほとんどかと思います。
まずは、支払い方法を確認しつつ、お客様の予算を伺って購入の仕方を検討します。
現金払いなのか分割なのか
支払い方法は、割賦(以下、分割)でローンを希望されていました。
ここで注目したいのは、分割を選択した時点で、月々いくらまで支払う(支払える)のかというのが予算であるということです。
よく見るシーンとしては、値引きはいくらなの?総額いくらなの?とすぐ聞きたくなりがちですが、少し視点を変える必要があります。
また、購入時に下取り車両(乗り換える)がある場合は、下取り価格がいくらなのかという点も注目しておきたい点です。
ローンなのかリースなのか
分割の支払いが希望であれば、次は分割支払いの内容を決めなければいけません。
分割支払いの内容としては、以下の3つです。
- 通常オートローン
- 残価設定型ローン
- カーリース
残価設定型ローンはローン会社により名称が異なります。
カーリースについては、メンテナンス無しかメンテナンス付きかの選択が必要です。
今回は、近い将来乗る人が変わる可能性や売却の可能性もあるかもしれないという点を考慮し、通常オートローンにしました。
新車ローンと中古車ローンでは金利が違う
通常、新車ディーラーや販売店での契約の際、ローンの金利条件は様々です。
今回のケースでも、新車と中古車では金利に3%以上の開きがあり、新車での購入の方が低金利になります。
ちなみに、ざっくり今回の例は…
新車 元金1,980,000円 金利3.5% 月額23,600円×96回
中古車(4年経過) 元金1,250,000円 金利6.9% 月額24,400円×60回
この金利差だけでも、月額を大きく左右します。(当然、購入金額の差が大きい場合は数字が逆転することもあります)
今回については、新車ローンの方がメリットが大きく出ました。
※今回は自動車オートローン取り扱いの店舗での例です。申し込みに際しては、事前に審査があり、内容によっては条件や金利が異なることもあります。
また、銀行等の金融機関で取り扱いローンでは金利等の条件は異なります。
余談
ここで、少し余談ですが大事な話をひとつ…
皆さんは、クルマを購入する際に、リセールバリューって考えたことはありますか?
簡単に説明すると、購入したものの再販価値のことです。
人気の車種は数年後に売却しても高額で買取が可能です!
また、国内だけでなく海外で需要のある車種もその対象ですね!
今回は、新車の選択であったので少し趣旨と違いますが、リセールバリューについてはこちらの動画も参考になるのでオススメです!↓↓
※両学長 リベラルアーツ大学より抜粋
実は、今回もこの点が大きく関係して、新車のオートローンを選択したという経緯があります!
まとめ:目の前の金額や値引きにだけに惑わされず、自分のカーライフに合った乗り方(買い方)をしよう
今回は、はじめ中古車をローン購入で検討していた方が、最終的に新車をローンで購入に決めた例を紹介しました。
クルマ選びのコツは、まずクルマのタイプから絞ることです。
タイプを絞るということは、どうやって使うか、どれぐらい(頻度・期間)使うかという視点で検討する必要があります。
今回のクルマ選びのポイントとなったのは、以下の3点です。
- 分割支払いで、月額の予算は25,000円まで
- 近い将来(1,2年以内)初心者の方が運転する可能性もあるが、自分が乗り続けるもしくは転勤により売却の可能性もあるかもしれない
- 高齢者を乗せることもあるので、実用性と安全性能は兼ね備えたい
当初、この3点をご希望しつつも…
車種やオプション等こだわりもないので中古車で80万円ぐらいで何かないかな?
というお話からスタートをしていました。
ただ、顧客カルテを記入しながら、順を追って話していくと、色々と気付きもあり今回の選択に至りました。
目の前の金額(金利)や値引きに惑わされず、ご自身のカーライフに合った乗り方をしましょう!
ただ、クルマの購入の仕方や価値観により、選択肢は変わると思いますので、今回の選択が必ず正しいとも言いません。
実際、ローンを組む期間については、長くなっています。
対象車種の過去の買取実績や中古車相場から見ても、より優位性の持てる買い方であることに違いはありませんが、絶対の保証もありませんので、あくまで最後は自己責任です^ ^
僕のクルマ販売のポリシーは、「クルマのある生活を提案する」ことです。
販売の立場としては、お客様のことをいかに知って、要望を受け入れ、時にはこちらの提案で気付きを与えることも重要です。
また、この記事を読むことで、クルマ購入の際に1つでも多くの選択肢を持ってもらい、参考になれば嬉しいです。
1人でも多くの方が、納得のいくクルマ選びをすることを望みます^ ^
以上、ma-でした!
コメント